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雑 記

「西色綺譚」管理人の徒然メモ帳

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蛍の光、窓の雪

気が付いたら一週間もご無沙汰状態!
特に理由はないです、…はい。

それはそうと昨日、超クールビズなるものを耳にしたんですが、私も部屋の蛍光灯が切れて&蛍光灯買い忘れて机の明かりだけの節電活動しております(笑)
普段もあまり電気を浩々とはさせないようにしているんですが、目が疲れている時には酷い打撃ですよ;
明日はとりあえず買いに行こう。

ちなみに蛍光灯も買いに行かずに、今日は映画を見に行ってきました。
前から、行こうかどうしようか迷っていて、溜まったポイントで無料で観に行けたので、思い切って行ってきました。
とても良い映画だったので、すこし感想をば。





「まほろ駅前多田便利軒」

私の好きな作家・三浦しをんさん原作です。
同作家の映画「風が強く吹いている」がちょっと…いまいち…(;一_一)…だったので、今回はどうしようかと思ったんですが、無料とネットの感想の平均点が4点出していたので、結局負けてしまいましたさ。

話の筋は、多田という30路すぎの男がまほろ町という東京の片隅にある町で便利屋をしていたところ、中学(?)の同級生の男・行天が現れて、昔多田の不注意で怪我させてしまった小指をネタに、変な同居生活を始める。
けど、多田は雑用ばかりをこなす、しがないなんでも屋のはずなのに、ことごとく堅気じゃない人とお関わり合いになってしまう…(超訳)。

テーマは「幸福の再生」 ※原作の解説より

人は一体どこまでやり直しがきくのか…。

大切なものを失くしたことや、失わせてしまったことを引きずって生きる多田と、過去には得られなかったが、今は得ている大切なものを見て見ぬふりをして(それで満足して)生きている行天。
フランダースの犬の最終回を見て、バットエンドという多田と、ハッピーエンドだという行天。
過去の生い立ちや失くしたものをお互いに話すこともなく、ただ価値観の違いの違和感と、便利軒に面倒な依頼をもってくる人々との関わりで、浮き彫りになっていく、生きると言うこと。

両極端な二人がだんだん歩み寄りながら、けど歩み寄りきれずに生きていく様がなんとも言えない曖昧さと生々しさを持っていて、最後まで面白かったです。


いったん失ったものは完全には元には戻らないが、傷跡を残しながらも元に戻ろうとしていく…。
ただ、戻らないものもある。

そういうもんだと頭ではわかっているのに、人は完璧に元に戻る幸福を望んでさらに、深みにはまって、傷ついたり悩んだりして、さらにそれを抱えながらも幸せを得ようと繰り返し、解答を見いだせないまま生きるのだろうな。
…なんて、思いながら、映画を見ました。


ネットの評判でも結構書かれていたんですが、こういうご時世だからこそ、失われたものが多い今だからこそ、日本人が見るべき映画だと私も納得です。
それにしても、原作を読んだ時は、別の感想を持ったんですが、年齢や状況で随分かわるもんですな。


あと、映像がただの「綺麗な映像」じゃなくて、ポラロイドや古いフイルムカメラの写真を動かしたような、落ち着く雰囲気。
ほこりっぽさとか、排気ガスやタバコの臭いとかが感じられる生活臭のただよう空気や、登場人物の目線からの映像も多くて、私の好きな邦画の雰囲気満載でした。
音楽はギターが中心で、必要な時しかBGMが無いのも映画らしくて良いね。


と、まあ、感想を書こうとすると、どうしてもネタばれしたくなるので、曖昧な言葉の羅列ですみません;
話の根源と私の好みにはまったのはそんな具合です。

特に派手なアクションも何もなく淡々と30路の男二人が、昭和歌謡曲の鼻歌歌ったり、古いドラマのパロをしながら、たまにやや危ない橋も渡りつつ、生活しているだけなんですが、非常に血の通ったものを感じるので、おすすめです。
120分も短く感じられますし。
ただ、あまりにも淡々としているので、寝る人は寝る(笑)し、分かりにくい表現もちらほら見られるので、理解に苦しむかもしれないですが…;

という感じなので、映画はちょっと…と思う人は、原作本をお薦め。
こっちの方はギャグ要素多いですが。
でも、映画じゃないとできないギャグもあるので、どっちも良いですv
行天役の松田龍平さんじゃないとできんよこれはというのがあります(笑)


三浦しをんさんの作品の映画化は2作品目ですが、ドラマサイズで良いからいつか月魚もやってくれないだろうかな。
月魚が一番好きな作品なので。
でも、深夜枠のアニメでしっとりとやってもらいたい気もするなぁ。
アニメ蟲師の雰囲気希望…(←贅沢)


と、ぼやいて終わっておきます。

お粗末さまでした。

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