前記事でも言ってましたが、今回は映画の感想ですよー!
と、さくっと本題に行きます。
ネタバレはないつもりですが、念のため、たたんでおきます。
つづきからどうぞ(^O^)/
「夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」
[0回]
ってことで、夏目友人帳、初の映画化!
原作もアニメもがっつりな私としては、嬉しいかぎりではあるのですが、
正直な話、オリジナルストーリーと知ったときは、不安でした。
夏目アニメのオリジナルストーリーはいくつかあるのですが、実はどれもいまいちなんですよね……;
原作に寄せているのに、漫画の良さもアニメの良さも出ていないというか、掘りが浅いというか、毎度消化不良を起こしていたわけです。
今回も映画化だーー!と喜んだものの、公開が近づくにつれて、不安は隠せなかったです。
で、後からの評判を聞いて気乗りしなくなるぐらいなら、いっそ封切りに行く!と決め、台風が来るにも関わらず、朝から映画館に行ってきました。
結果、ごめん!
全部杞憂でした!
いやー、最後から最後まで「夏目友人帳」でした。
話のテンポは、30分で凝縮されがちなテンポの良さが薄れ、原作のゆったりと、登場人物の心情を丁寧に描写していました。
対して映像は、アニメのクオリティを貫きながらも、田舎の風景や自然が綺麗に描写されていたり、戦闘シーンがかっこよかったりと、映画らしさがよかったです。
ということで、完全杞憂ということを前置きして、以下箇条書きで感想です。
・あらすじ
夏目が、友人帳に名がある妖に名を返したときに、バスで2,30分行った先の五丁町という町にかつて祖母・レイコが住んでいたことがあるのを知り、おつかいついで町を寄ってみる。
そこで出会ったのはレイコに昔あったことがあるという切り絵作家の女性と儚い雰囲気を持つ息子の親子だった。
一方で、五丁町を訪れた時ににゃんこ先生がつけて持ってきてしまった種が、藤原宅の庭先で実をつけてしまい、それを食べたにゃんこ先生は三分裂して行方不明に。
さらに別では五丁町には、人々の記憶を食う大妖がいるうわさがあり、祓い屋が動きだして…。
・冒頭
原作・アニメを見てなくても分かるように、毎度おなじみの夏目のモノローグ。
ここも映画らしく、レイコさんや友人帳の説明がしっかりとされております。
かつ、物語のキーとなるポイントが語れております。
というか、レイコさんがいつもより凶あ、く…もとい美人に描かれているような気がします(笑)
・笹田の廃校舎の妖
まさかの懐かしの話が投入。ちゃんと回想付きなので見ていない人にもわかりやすくなってますが、全部みて振り返るとここがポイントでありテーマだったのね。
・にゃんこ先生
今回ひどい食い意地だよ中年にゃんこ(笑)
三分裂先生が予告で見た以上にプリチーすぎでしたorz
なお、三分裂先生は交流ではなく直流であった。
・夏目犬の会
しっかり出番があったw
犬の会では三篠が好きなので大きい画面で見られて幸せ。
そして、ここぞとばかりににゃんこ先生を荒く扱う連中w
・斑
三篠もそうだけど、大画面で見る大妖の迫力がすごい。かっこいい!
斑ってこんなに大きかったんだなーとしみじみしてしまった(笑)
・自転車
過去の物語の中で、夏目にとって分岐点になる話が盛られていて、泣ける。
ここで、ちょっとだけ乗れるという夏目にキュンとなったわ。
みんなで練習して、乗れるようになったんだもんね。そこを言えるようなったところが、良いね~。
・切り絵
劇中に切り絵が出てくるんですが、まさか本物の作家さんの作品が使われていたとは。
綺麗な上にこれも物語のポイントとなっていて、最後切ない気分になりました。
・田沼
今回も良い奴だ、君は。
妖は見えないけど、夏目のことを理解できて、力になってくれて、一緒に心配したり、茶を吹いたりできる(笑)、いい友達だよ。
二人が並んでると安心とやさしさで涙ぐみそうになる。
・多軌さん
ヒロインでした!塔子さんもヒロインだけど、彼女もヒロインでした(意味不明)
安定のにゃんこ先生愛。
・名取さん
映画版でマシマシになったうさん臭さw 撮っていた映画はいつ上映されますか。
戦闘シーンはおおよそ名取さんパートでかっこよかったです。
この人も別側面から夏目の葛藤を体現したうえで、なんやかんやでフォローしてくれたり、理解してくれていて、いい人だなー。
今回も、夏目にとって悪い視点から切り込んでくるけど、夏目が妖側に引き込まれないように心配してくれているのが、不器用ながらにわかるから、名取さん好きだなー。
一見いじわる言ってるようにしかみえないもんね。
・的場さん
やっぱり出番はなかった(笑)
好きなので、少しは出番を期待してたけど、この人が出るとえぐい方向に話が進むから仕方ない;
・祖父の話
原作でもまだ謎に包まれた話題が出てきて夏目も困っていたが、観てる方もどっきり。
過去の話を振り返っている節があったところで、「先」の話が出てきたのが、この映画、過去をトレースしているだけじゃなかった!
脱線ですが、レイコさんのお相手は本当どんな人なんだろう。
人間説と妖説、両方出てるレベルで謎だから気になる気になる。
・嘘
作中、色々な「嘘」が出てきて、夏目がそのたびに悩むわけなんですが、
誰かのための嘘もあれば、自分の為の嘘もあって、悪気はなかったのかもだけど、傷ついた人がいたり、それで救われることもあって、難しい……。
・記憶
嘘とセットで「記憶」の話が出てくるんだけど、これ、嘘とセットで切なさに相乗効果をかけて、最後鼻がつんとなったよ。
・嘘と記憶(ネタバレ気味なのでここだけ灰色で失礼)
物語上、気になるのは、容莉枝が夏目に語るレイコの出会いの話と妖が見ていたレイコと容莉枝との出会いの齟齬。
これ、なんだろう…。ここだけが後味が悪いというか、もやっとしてる。考えられるのは、A「容莉枝、妖の話はそれぞれの視点だから両方正しい話」B「容莉枝が嘘、妖が正しい」(孫を目の前に、あなたの祖母は怖がられていて、自分も避けていたとは言えないから)、の二つしか考えられないんだけど……;最後、夏目はAっぽくとらえてるように見えたけど、事実はBな気がしてならないわ。ただし、これを考えるともやもやしか出ないんだよね;でも、最初はBの考えで、困惑した夏目が先生に相談しているから、ここだけ監督(脚本?)の意図がどこにあるかわからなかった。テーマと原作の方向性だと、Bが事実であるとして、まさか夏目が妖からの事前情報を持ってると知らない容莉枝は夏目を傷つけないように嘘をついたのかなーと勝手に解釈。
あと、時間が経つことで勝手によい思い出になってる可能性もあるのかも……?(この場合も一種の嘘に近いし、夏目からしたら残酷な話だねT T)後述の解釈を考えると、容莉枝さん、あんなに良い人なのに!ってなるからきつい…orz
あ、それと連なって、結城の嘘と記憶は夏目にとって救いになっていて、ほっこり。
柴田とは違った方向で良い友達になれそうな奴でよかった!原作に逆輸入してもいいと思う(ゑ)
あー、もっと細かく言いたいんだけど、全部ネタバレに直結してしてしまうので、詳しくは劇場で!(ゑ)
夏目の話は泣けるとか感動いうよりは、切なかったりむなしかったり優しかったりする軽い爪痕を残して忘れさせないところが良いところだと思うので、その点で今回のオリジナルはめちゃくちゃツボをついていたと思う。
泣きたいとかそう思う人にはちょっと物足りないストーリーかもですが、しっとりと夏目の世界を味わいたい人にはおススメですよ。
あと、にゃんこ先生がプリチーすぎるので、その辺必見です!
ぐ、グッズがほしくなる……(落ち着け)
以上!
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